ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

シマフクロウ・三日月・金星

       NPO法人シマフクロウ・エイド代表理事 菅野 正巳さん

                                   午後からの講座 東大 八木 信行 教授


 永らく休講状態だった教室での自然学講座がやっと再開された。オンラインでの講座は実施されていたが、ZOOMでパソコン画面に向かって勉強する気にはならない。とは言え昨日の講座も既にリモート講座された動画を観るというもので、補講として実施された。終日に2講座分を一気に受けるというのは、シニアにとっては辛いものがある。
 午前中は「シマフクロウの保全と森里川海のつながり」と言うテーマで、北海道でNPO法人を立ち上げ、シマフクロウの保全活動に取り組まれている実践報告だった。午後からは東大教授の「世界の漁業資源と管理の動向」という内容で、どちらも興味あるテーマだったが、昼食後の講座は睡魔に勝てず、持続可能な開発目標SDGsの話が、途切れ途切れに頭を掠めていくような感覚での講座だった。
 森の守り神シマフクロウは世界で200羽(頭)しか確認されておらず、しかも北海道にしかいないという貴重種である。ロシアのシマフクロウは亜種とされているが、本家本元争いはさておくとして、最大のフクロウとしてのシマフクロウは魚食と言う特異性を持っているので、保全活動も大変である。作られた池に魚を放流して餌場を確保したり、大型巣箱を設置したり、同じく保護鳥のオジロワシが池の魚を獲りに来るのを遠慮して貰ったり、と様々な手助けでなんとか絶滅から守られている。
 休日は能勢の住民は都会に出て行けないバス事情になっているので、往復とも妻に送迎して貰った。と言うことは都会からも日本一の里山を訪れることが出来なくなっている。能勢の住民も限界集落という絶滅危惧の危険にさらされている。そんなことも知らずに夜空には金星が瞬き、三日月が十三夜と言われる後の月に向かっている。


「フクロウの 鳴き声流れ 目も覚めて」

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