舎羅林山(しゃらりんさん)
台場クヌギ
まるで城壁風
広大な開発跡地
展望大岩
10年振りぐらいになるだろうか、地理的には隣町にあたる川西市の舎羅林山を歩いてきた。山の名前が仏教伝来に関わりがありそうで興味を惹く。ところが歩き回ってもそれらしい遺構などは見つからない。新興の神道らしき神社がハイカーの目に止まるだけである。なかなか立派な神社でかなりの費用をかけて建立されたと推測出来る。
山の麓をバブル期に1万人規模の住宅地にしようと開発されたが、金融機関の倒産などで計画は頓挫してしまい、債権問題で世間を賑わせた曰く付きのエリアである。それが長らく放置されていたが、物流拠点にしようと言うことで折り合いがついたようで、間もなく工事が始まるらしい。
妻が「2木会」で地元の人に案内してもらった初めてのコースを、是非とも連れて行きたいと案内してくれることになった。低い山だがコースはたくさんあり、なかなか覚えきれない里山である。過去に何度もチャレンジしたが、何時も誰かに案内してもらわないと、お決まりコースから離れられない。お馴染みの山だが、初コースでは驚きの連続である。以前に開発された跡地があまりにも広大だったのが一望でき、兵どもが夢のあとを垣間見たような気分になる。変化に富んだコースで楽しい里山歩きが出来た。当分は禁酒しようかと思っていた矢先、早々「明日からにしよう!」と言うことになってしまった。山歩きの後のビールは何ものにも代え難い「甘露」の味がする。
「裸木も そろそろ芽吹く 山の道」