念願の観梅
叡山白
白加賀
緑萼
道知辺
梅林から望む太陽の塔
シジュウカラ
モノレールで万博へ
3月になればサークルも解禁しようと準備している。そのための下見をしたいと計画していたのだが、サークル仲間の赤とんぼさんが、準地元とも言うべきエリアなので「案内は任して!」と言っていただけた。お互いに案内マップを広げて観察ルートだけは確認しておいた。も一度確認しておくとのLINEが届き、早速彼女は下見に行ってくれたようである。多分観察対象の河津桜の開花状況などを調べに行ってくれたのだろう。頭が下がる。そんな善意に支えられて7年間も例会が続けられてきた「縁の下の力持ち」に感謝したい。
ロクはそんな善意に甘えながら「今年初めての外出だね」と言う妻を万博の梅見に誘った。早咲きの梅は咲いているが、梅林全体が色づくというほどではない。目を惹いたのは「叡山白」という白梅で、梅のために相応しい修飾詞「ふくいくたる梅の香」に包まれる。「白加賀」も花弁と萼とのコントラストで人を魅了する。花なら白と決めているのだが、梅色の「道知辺」なども捨てがたい。みどり注す「緑萼」も清楚な雰囲気が良い。梅は花期が長いので一気に咲き出す桜とは違った楽しみ方が出来る。
昨年はメジロがたくさん吸蜜に来ていたが、まだ彼らを呼び寄せるほどの開花ではないのかもしれない。人慣れしているシジュウカラやツグミたちを見るだけだった。始終空(しじゅうから)の財布に優しいフードコートで讃岐うどんで腹を満たした。
「白梅の 花粉が鼻に 付くまでに」