ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

供花を食べる犯人🔍

              何者かに囓られた供花


 お彼岸の中日を避けて京都まで墓参に訪れた。冷たい雨だったがこの機会を逃せば、もうお盆まで行かないだろう。もともと先祖を供養するなんて愁傷な気分を持ち合わせていない。年に1度ぐらいは顔を出さないと、親不孝の謗りを免れないとの強迫観念から行くだけである。と言うことで毎年欠かさずお盆に訪れていた経緯がある。
 今回は久し振りの春のお彼岸墓参である。昔は叔母などがお墓参りを楽しみにしていたので、親孝行な息子を演出するために一緒に誘い合って行ったものである。一日ずらして行ったので霊園はがら空きであった。車の一方通行も解除され駐車場もラインを気にすることなく止められる。
 雨が降っているので墓石を洗う手間が少し省かれる。ブラシでこする尻から雨が洗い流してくれる。とは言え冬に逆戻りしたので水が冷たい。供花を備え灯明と線香に火をつけ「また来るからね」と手を合わして、前日までに来られただろうお墓の供花に目を向けると、花の先が無くなっている。たぶん菊の頭花だろう。供花を食べた不届き者は誰だろうと、シャーロック・ロクは帰路の車で推理を働かせる。ヒヨドリだろうか、猿の仕業かな?閃いた犯人は鹿である。山歩きで笹などが囓られているのをよく目にする。それと同じような囓られ方をしている。お盆では観られない春のお彼岸だったからの発見。
 図書室で三遊亭好楽が出版した「今だから語りたい 昭和の落語家 楽屋話」を取り寄せてもらった。今は鬼籍に入られた懐かしい面々が登場する。同じく遠藤周作の「なつかしき人々1・2」を併せ読んだ。どちらも日本文化に貢献した方々がわんさかと登場する。まだまだ触れなければならない先人たちのなんと多いことか。


「野や山に 彼岸過ぎても 餌出ぬか」

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