ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

北摂の桜 エドヒガン

              群雲桜(19本で群生)

             色もまちまちのエドヒガン

                国道からの眺め

                 ヤマザクラも


 15年ほど前まではエドヒガンのことは関心外だった。ところが箕面から能勢に居を移してからは、山の谷筋に自生桜が開花しているのを春ごとに見掛けるようになった。それでもその桜がエドヒガンだと言うことまでは知らなかった。自然大学校の仲間たちと観察会に参加するようになって、ソメイヨシノ以外の自生桜に興味を持ち出した。
 エドヒガンは日本に自生する10~11種のサクラ属の基本野生種の一つだ!と知って俄然興味を持ちだした。成長が早く高木になるために、他の野生サクラより長生きできる特質を持っている。天然記念物になっている樹齢1500年超の淡墨桜(岐阜県)や、2000年桜とも言われる神代桜(山梨県)などの長寿桜が有名である。因みに日本に自生する基本野生種はエドヒガンの他にヤマザクラ、オオヤマザクラ、カスミザクラ、オオシマザクラ、チョウジザクラ、タカネザクラ、ミヤマザクラ、クマノザクラの10種で、カンヒザクラを加えるかどうかで意見が分かれている。
 能勢からバスで山下まで出る途中の山の谷筋に、これでもかと言うぐらいに花を咲かせている。今年はエドヒガンに混じってタムシバの花が綿菓子のように咲いているのも散見できる。ダムの周りもエドヒガンの淡いピンクで埋め尽くされる。
 わざわざ遠征して訪ねなくっても楽しめるのだが、やはり山に自生しているエドヒガンと直接対話をしたい。雨予報が出ていたが桜好きの妻に後押しされて「黒川のエドヒガン」を山越えで訪ねてきた。19本のエドヒガンが樹冠10mほどを確保しながら咲いているので「群雲桜」と名付けられている。シンボルになっている「微笑み桜」はまだ開花していなかった。そこがクローン桜のソメイヨシノと違う野生種の特徴でもある。


「今日も行く 雨が降ろうが 山桜」

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