ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

レトロ散歩「坂越(さこし)」

             造り酒屋で地酒をゲット

          会所内の赤穂藩主休息間の一つ「落之間」

                大避神社参道

       路地裏にも歴史が隠されていた


 30日は昼食に間に合うように坂越を目指した。牡蠣処の営業時間が午後4時までと言うからせわしない。家から4時間を費やして「坂越駅」に到着したことになる。タクシーもバス停も見つからないローカル線の無人駅舎だけがぽつんと建っているだけである。案内を請うことも出来ない。駅に置かれた地図を頼りに1時間近く掛けて目的地にたどり着いた。しっかり飲み食いした後、となり駅の宿泊先ホテルまで戻らなければならない。そんなこともあり坂越の街並み見学は翌日に持ち越した。
 寅さんの好きそうな人情味溢れるレトロな雰囲気だが、山田洋次の目には止まらなかったようである。この一帯は赤穂の忠臣蔵がお株を奪っていたのかもしれない。ところが一歩足を踏み入れると、北前船の寄港地で日本遺産にも登録されている漁師町である。国の重要無形文化財にもなっている「坂越の船祭」が毎年10月第2日曜日に開催される。勇壮な祭り風景を「旧坂越浦会所」で拝見させて頂いた。是非再訪した気持ちにさせられるが、宿がないというのが致命的である。
 人の良い管理人さんからお茶の接待まで受け、是非立ち寄って欲しい処やそれにまつわる歴史まで話して下さる。大避神社には蘇我入鹿から逃れた秦 河勝が祭神として祀られている。植物好きロクの目に止まったのは「ひょんの木」が植栽されていたことである。「ひょんの実」として知られるイスノキのことである。他でも鉢植えの「ひょんの木」がお店の入り口に置いてあったりする。渡来人 秦 河勝とダブらせた逸話が残っているのかもしれない。何ともミステリアスである。
 牡蠣に別れを惜しむ気持ちから、新しくオープンしたお店で蒸し牡蠣をオーダーし、創業400年の造り酒屋からゲットした地酒を持ち込み、牡蠣を戴いてから帰路についた。もちろんオーナーと意気投合しての酒の持ち込みである。
 ゆっくり・ゆったり・ほっこり 人のぬくもりを感じさせてくれた坂越での小旅行報告。


「牡蠣の旅 思わぬ収穫 歴史まで」

×

非ログインユーザーとして返信する