ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

文目・杜若・黄菖蒲・菖蒲

             アヤメとツマグロヒョウモン

                 カキツバタ

               ショウブの地味な花

       クサイチゴで作った野苺ジャム


 アヤメ・カキツバタ・キショウブ・ショウブをタイトルに加えたかったのだが、余りにも長くなってしまうので漢字表記だけに留めた。この4つを並べると同じ仲間を紹介したのだろうと錯覚される。ところが仲間同士でないものが混じっている。果たして仲間はずれはどれだろう?突然のクイズ形式になってしまったが、ショウブだけが別物で、あとは全てアヤメ科の植物である。因みにショウブは別物でサトイモ科の地味な花を持つ。
 これらの仲間は「いずれ文目か杜若」と言われるぐらい似通っている。アヤメを漢字表記で「菖蒲」と表わすこともあるので、ショウブが同じ仲間と思われる所以である。更に梅雨時に最盛期を迎えるアヤメ科ハナショウブと言う名前も、ショウブが仲間と錯覚させるのに一役買っている。
 画像にはないが、イチハツが名前の由来になるぐらいに早くから咲き出すアヤメ仲間がある。続いてアヤメが草原などに咲き出すのが5月中旬である。同じく湿地にはキショウブが咲き出して、涼しげな雰囲気を醸し出してくれる。池などの水中からはカキツバタが上品な立ち姿で咲いている。その姿がいにしえ人を魅了してきたと推察される。中国から渡来してきたが、日本の風土に溶け込んでいるので、日本の花としても良いような奥ゆかしさを持つ植物である。
 さて仲間はずれのショウブだが、端午の節句に使われる「軒菖蒲」や「菖蒲湯」はこちらのショウブが使われる。薬効と香りから邪気払いとして使われてきた。我が家では今年も菖蒲湯を楽しんだことは言うまでもない。


「見向かれぬ 湿地に楚々と 杜若」

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