ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

利休梅(リキュウバイ)

             萼片まで目立つリキュウバイ


 花の文化園に行った時に出会ったリキュウバイだが、曇天で雨が降り出してきたので、写真が上手く撮れず、観察も出来ずにほぼ素通りでスルーしてしまった。
 花は白!と引き寄せられる僕にとってはリキュウバイは願ってもない樹木である。それが散歩道の一角に植栽放置されている。多分、造園業者の敷地だったのだろう。ツバキを始め各種樹木が手入れされずに、好き勝手に成長してジャングル化している。バイカウツギも此処で撮ったことを思い出す。ここをマイ植物園として観察場所にしたいと思っている。円錐花序のすべてが咲き出した頃と、変わった果実を付ける頃にまた訪ねたい。放置されているとは言え他人の敷地だから、上手に利用したい。
 リキュウバイは明治末期に観賞用として中国から渡来してきた。バラ科特有の5弁花だが、花びらの基部が細くなっているので、5枚の萼までが花の引き立て役を演じているように見える。手持ち図鑑ではヤナギザクラ属だが、最近は聞いたこともないエクソコルダ属に再分類されている。桜の仲間から外されたような気がしてならない。「利休梅」と名付けられたのは、茶花として使われる事からの流通名だが、別名でバイカシモツケとかウメザキウツギと呼ばれる。


「利休忌を 忍ぶ一徹 凛と咲き」

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