2日続けての三椏(ミツマタ)
美味しかったスイートポテト
ミツマタを観ながらのお弁当タイム
途中での雑学披露
図らずも2日続けてのミツマタ訪問になった。しかも同じ群生地への訪問である。もちろん昨日は自然観察が目的のサールク例会だから、参加した仲間の目線が一昨日と異なる。単なる花見感覚ではなく、花の構造をルーペで調べたり、生育環境を調べたり、人々の生業があっただろう痕跡探しにも余念がない。
山には登らないので、能勢電妙見口駅から長い林道をひたすら目的地の「トンボ池」まで歩く。途中で炭焼き窯や台場クヌギなど歴史探索しながらのミニハイキングを楽しむ。赤とんぼさんが何時ものように手作りお菓子を持ってきてくれる。途中で我々の観察に興味を示した昆虫探しのおじさんも合流され、手作りスイートポテトをお裾分けしてあげる。当日の参加者が事前に把握できないので、赤とんぼさんはいつも20~25人分位を用意してきてくれる。だから気前よくサークル外の方にもお裾分けが出来る。
ミツマタ以外の観察対象が少なかったので、仲閒が途中で雑学披露をしてくれる。シマウマの縞は黒か白か?と言う難問である。結論的には黒地に白が入ると言うことらしい。メラニン色素の悪戯で縞模様に進化させたとのこと。木通(アケビ)の驚くべき薬効まで紹介され、真面目なロクの顔を赤くさせてしまうほどだった。
さてミツマタだが、ジンチョウゲ科ミツマタ属で花弁状の筒状がく片の中に、雄しべが4つ上下2段に付いている。まだ咲きはじめで花柱が花外まで飛び出していない。いずれにしても時期尚早で花柱まで観察出来なかった。他の山サークルでも訪ねる予定が入っているので、その時にしっかり観察したいと思っている。
「三椏の 雌しべまだかと 探す人」