混同する植物名
凜とした立ち姿のラッパズイセン
群生状態の籠抜けムスカリ
ムシカリ(参考画像)
雨の万博を皮切りに今週は雨曜日が続いている。散歩に出られないのが僕の悩みになっている。終日家で過ごすことが出来ない難儀な性分である。昔はロッキングチェアで紅茶を飲みながら読書でも、と環境だけは整えたが、いつの間にかその椅子も見当たらなくなってしまった。工作提供などの課題でも抱えていれば、工作室で過ごすことも出来るのだが。
昨日はコーラス練習が入っていたので、雨でも出掛けなければと後押してくれた。練習会場まで30分あまりも歩けば到着できる。長らく延長で借りていた「風よ あらしよ」も図書室に返せることが出来てホッとする。暫くはゲットした高田郁作品に没頭出来る。
練習時間に間に合わせるために往きは一目散だが、帰り道は、農家の庭先に植栽されている花などを、ゆっくりと観賞しながら帰るのが何時もの慣わしになっている。ニホンズイセンは好きな花の部類だが、ラッパズイセンはあまり好きではなかった。ところが雨に洗われたラッパスイセンの立ち姿に接し、これも悪くはないな!と浮気心が頭をもたげる。
グレープ・ヒヤシンスの別名を持つ可愛い「ムスカリ」が年々勢力を拡げている。籠脱けしたのもが次第に野生化しているのを実感できる。この草本ムスカリと木本のムシカリを名前で混同してしまう。はたしてこれは「ス」か「シ」かどちらだったかな?と悩む。木本の名前をオオカメノキだけにして欲しいというのは僕の我が儘だろうか。記事を書いている今も頭がこんがらかっている。赤ちゃんの機嫌が優れないのは「むずかり」だったな、と余分なことを考えている脳天気ロクの雷雨の朝のひととき。
「春雷が たたき起こせし 朝の5時」