新・里山
ジェット噴射で滝が逆流
ボケの花が森に彩りを添えている
大阪は緑の少ない街と言う印象があります。府内を見ても公園の数は兵庫県などと比べると格段の違いがあります。地理的、歴史的違いがあるので一概に価値判断はできません。そんな大阪の都心に新梅田シティ、別名「新・里山」と言うオアシスがあります。そこには里山を模した「花野」があり雑木林・棚田・畑などが配置され、蝶や鳥なども訪問して来ます。他に鎮守の森をイメージして造られた「中自然の森」がビルの谷間にあります。でんとそびえる人工的建造物「希望の壁」(安藤忠雄氏設計)が人目を引きますが、イメージを壊すと花野の造園設計した人との間で訴訟にまで進んだのです。
そんないきさつもありますが、身近な場所に里山景観が作られているので、我々としては大助かりです。実際の里山よりもひと足早く木々の芽吹きや、花木の開花が観察でき、四季折々の花を楽しむことができます。何よりも無料と言うのが嬉しい。
「里山の 季節先取り 木瓜の花」