忍冬
開花直後は花筒がピンク色
白から黄色へ
漢字表記では吸葛となっているが、忍冬の方がお馴染みのスイカズラが目に付くようになってきた。観察会などで見付けたら、必ずと言っていいほど花の蜜を吸う事にしている。一ヶ所に2つずつの花を付け、白から黄色に変化して行くので金銀花とも呼ばれている。初夏の花だが、開花直後は淡いピンク色を帯びていてそれも綺麗である。蔓性木本植物で右巻きで伸びて行く。冬になっても葉を落とさないで頑張っているから忍冬と表記される。
忍冬や金銀花は生薬名をさしている。葉や茎が忍冬で、花蕾には金銀花を充てて区別している。どちらもかなりの薬効があり、万能薬と言ってもいいほどである。因みに薬効としては神経痛・リューマチ・滋養強壮・強精・肝炎・小便不利・関節炎・美容・湿疹・ただれ・あせも・腰痛、おまけに若葉は山菜として利用出来る。浴剤にすれば美容に良いとのこと。
花蕾で作る忍冬酒は香りも良く美味しいらしい。みりん浸けにしても良いとのことなので、一度試したいと思っている。
「新緑に 金銀散らし 蜜までも」