秋丁子
これでもか!と云うぐらいのアキチョウジ群生
細長い唇弁花
昨年4月に立ち上げた観察サークル『トンボのメガネ』も今回で37回を数えた。月2回の観察会を全てこなして来た事になる。誰でも好きな時だけ集合場所に来れば良いという気楽なスタイルが、皆さんに合っているようだ。年間計画に沿って訪ねるので、開花時期などのズレで旬の花に出合えないこともある。昨日もテイショウソウを訪ねたが、まだ蕾段階で、少し咲き出しているのが散見される程度だった。反対に常緑桜のリンボクは花期を過ぎ結実段階に入っていた。
しかし、観察会では思わぬ出合いや発見があり、写真のようにアキチョウジが群生状態で我々を迎えてくれた。シソ科特有の青紫色の唇弁花が秋を感じさせてくれる。茎や葉は除虫剤や香料として使われているらしい。別名で「桐壷」と云われているので歌にも詠まれているかもしれない。
「群落で 咲いて芳し 草の花」