ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

聖夜の香り

                  

             黄金に匹敵する乳香と没薬

            アテンダントによる温室案内

             「果物の特徴」ミニ講座

                咲くやこの花館


 今年最後のトンボのメガネ例会は恒例の望年会を予定していたので、午前中の短時間を利用して鶴見区の「咲くやこの花館」を訪ねた。花博が開催された場所で、当時話題になった世界一大きな花ラフレシアが展示されたことでも記憶に新しい。国内最大の温室で世界の植物5,500種が栽培展示されている。とても1日で観て回れないので、この時季見逃せないいくつかを館内のアテンダントに案内して貰った。
 ここでは年間を通じて特別イベントがあり、今月はクリスマスにまつわる香りの体験だった。キリスト誕生のお祝いとして東方の三賢者から黄金・乳香・没薬(もつやく)が贈られた(聖書)。乳香も没薬もカンラン科植物で、どちらもその樹液が固まったものが香料として珍重された。乳香は黄金に匹敵するシバの女王の重要な交易品だった。没薬も高貴な人々が香りを楽しんだり、殺菌効果があるのでエジプトではミイラ作りに使われた。薬効があり薬として使われているとのことである。それらの少量を黄金の香炉に炊き、古代の香りに暫しうっとりした。と言うか香り文化の違いと変遷を確認した。
 ある仲間は柿・リンゴ・ミカンの実物を持って来て、それぞれの違いを図示した資料で説明してくれた。花の造りと維管束についてである。何故、柿にはヘタがあるのにリンゴには無いのだろうか?という切り口からである。子房の位置がよく判り、下位子房ってこういうことなのだ!と小学生でも理解できる説明で、一般参加者も我々の中に混じり頷いておられた。


「忘年会 香りに酔ったか 乗り過ごし」

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