茸学習会
キシメジとそっくりのシモコシ(美味しいらしい)
おまけの粘土工作
シニア自然大学校に登録されている菌類研究会の学習会にオブザーバー参加させてもらった。過去にも観察会の案内を頂いているので条件が合えば参加させて頂くが、今回は座学と言う事でキノコの色々を大家・森本繁雄先生に教えて貰える。
毎年京都府立植物園でキノコ展を開催されているが、その模様を映像で見せて頂く。会員の皆様からの採取標本もあり、研究会の皆さんのマニアックさが伝わる。たくさんの画像を見せて貰ったが、馴染みのあるものは数えるほどだった。まだキノコ図鑑に掲載されていないものがたくさんあり、奥深さを感じるキノコの世界である。
どうしても興味あるのは食べられるキノコの話になる。シメジと呼ばれるものが各種スーパーなどに出回っているが、キノコの分類を指すのではなく「占地(しめじ)」と言う意味で、地面に生える茸の総称らしいということを知った。今年話題になった人工栽培に成功したバカマツタケの話なども面白く拝聴出来た。先生の話によるとマツタケも環境を整えてやれば、人工的に増やすことが出来るようだ。
結論的な話では、今まで可食とされていた茸が、その後の研究で毒成分を含むことが判明したり、外国でキノコ中毒発症例が出たりしているので、図鑑などは最新の改訂版に頼って欲しいということだ。
学習会終了後は粘土細工でキノコを作るおまけまであった。乾燥に数日かかり着色しなければならないので、後は持ち帰ってからの作業になる。
「マツタケも バカと言われる 奴もいて」