雪の山へ
玄関に鎮座させてある犬
目指す双耳峰「城山」
だんだん雪も深くなり
頂上に辿り着いてご満悦のロク
前日の夜から雪が降り出し、朝まで降っていたので周りの山は雪に覆われている。余り冷え込みも無かったので道路には積もっていない。今までにも雪がちらつく事は何度もあったが、積雪というほどではなくこの冬はじめての雪景色である。山に行くなら午前中だと妻を急かせて、家から1時間足らずで登山口まで行ける城山を目指した。
登山口に辿り着くとコーンで通行止めの表示がしてある。昨年の豪雨と台風で能勢は全国ニュースに流れるほどの被害を受けた。取り敢えず行けるところまで行ってみようと進んだ。倒木が道を塞いだり、濁流で道がえぐられたりしているが、知ったコースなので迂回しながら山に入って行った。誰の足跡もない新雪にトレースを付けながら、双耳峰になっている頂上を目指した。戦国時代には戦城があった名残で城山と名付けられている。
最近は樹氷を求めて雪山に行くこともなくなった。せめて里山に雪が積もった時だけでも感触を味わいたいと思っている。新雪に踏み跡を付け、サクサクと云うあの靴音が忘れられないロクである。
「里山も 雪を着せれば 一流に」