ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

四等三角点

           刈りこんだ山道を爺婆と若者が

             下草が生えない荒れた山

         妻が戦国時代の能勢氏と片山城の歴史を説明

           チップが埋め込まれた四等三角点


 やっと春らしくなった青空のもと、地元の爺婆を山城跡に案内して来た。数日前に茂っていた萱や幼木を刈りこんで、皆さんが歩きやすいようにしておいた。春休みを利用して農業体験したい、と言う堺市の高校生4人が長老の家に泊まり込みで来ていたので、彼らも参加して能勢の歴史を一緒に学んで貰った。案内役は歴史担当の妻が務め、ロクは一歩引いてしんがりを務めた。先頭から植物について質問が飛んで来た時だけ口を挟むと言う奥床しさである。地元の長老にも参加して貰い、彼の出番を作ることも忘れない。しかし木が茂り下草が生えていないので植物担当の出番がない。
 この山城は319mの頂上にあり、摂津から丹波、京までを見渡せる場所にある。交通の要所としても貴重な役割を持つ情報発信の中継城であったらしい。妻と長老が歴史的な話を披露する。かなり広い城閣跡の周りには郭(くるわ)や土塁跡も確認出来る。山の名前が塩山というもの初めて知った。
 下見の時には気付かなかった四等三角点があったので、ここぞとばかり三角点に付いてのウンチクをたれる。全国に約10万基の三角点が設置され、一等から四等までに分類されている。一等三角点は45km毎に設置され、同じく二等は8km毎、三等は4km毎に設置されている。一等を補うための一等補点というのまである。ところで今回の四等三角点は2km毎に設置されているので、一番目に付くはずだが意外と見つからない。というのも三角点は標高を表すものではなく経緯度を示すものであるからだ。一般的に三角点は山にあるものと思われがちだが、実際には平地にもたくさん設置され、河原などで見かけることもある。因みに高さを測量する基準は水準点というものであり、同じく一等から四等まであり全国に26,000個所設置されている。


「春日受く 三角点に デンをして」

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