溝蕎麦
桃の花に似たミゾソバの集合花
ミゾソガ群生・葉っぱは牛の顔に似ている
散歩道のあちらこちらの水路脇に、金平糖に似た蕾を付けたミゾソバが咲いています。いままでタデ科仲間のママコノシリヌグイやイシミカワはアップして来ましたが、いちばん身近なミゾソバは見送っていました。アキノウナギツカミも含めてイヌタデ属の植物は茎に棘を持っています。これは身を守るためだけではなく、お互いに絡み付いて地上高くに蔓延ろうという戦略でしょう。ミゾソバは蕾を含めた塊としての集合花も捨て難いですが、1つずつの花も桃の花に似て可愛いものです。名前の由来は読んで字の如くですから省略します。
まだ食べた事が無いのですがミゾソバの新芽や軟らかい葉は食用になるらしいです。塩茹でして水で暫く晒し、おひたし・胡麻和え・佃煮などに合うようです。山道で怪我をした時など、生の葉を揉んで傷口にあてると止血作用や鎮痛作用があるので覚えておきたいものです。
「蓼の花 牛の額を 褥とし」