ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

山帰来(サンキライ)

               サンキライの雌株

             サンキライの花(参考画像)

             赤く熟れた実(参考画像)


 サルトリイバラの青い実が目についた。もう実を付け出しているのだ。今年は山菜パーティーをしなかったので花の咲いているのも見過ごしていた。食べてみたい山菜にシオデというのがある。サルトリイバラもユリ科シオデ属になっているから同じ仲間である。秋田では民謡「秀子節」として歌われているのがシオデらしい。東北ではそれほど愛されている山菜で、山のアスパラガスと言われている。どちらもツル性でよく似た仲間だが、サルトリイバラは真っ赤な実を付けるのに対して、シオデの果実は黒くなる。シオデも果実酒に出来るのだろうか。赤い実は生食出来るというが、熟れる前の少し青い実の方が青リンゴの様な味がする。
 僕は昔「山帰来」として歌い込まれている歌曲で覚えたので、なんとなく別名のサンキライに馴染む。出稼ぎの父親に早く帰って来て欲しいという思いがこもった歌詞である。“山帰来の実が熟れて~父さん早く帰っておいで~裏山にほら雪が降る~辛夷の花が一つ咲いたよ~” そんな歌詩だった。
 サンキライは柏餅を包む葉として関西以西ではよく使われる。本来はブナ科のカシワの大きな葉を使うのだが、家庭で柏餅を作る時にはこちらの方が手に入れやすい、そんな便利さもあってサンキライが使われるのだろう。魔法の筆さんがサンキライをボタニカルアート風に仕上げて下さっているのでご覧あれ。


「夏が来た 告げる青き実 山帰来」

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