ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

庭石菖(ニワゼキショウ)

           青系・赤系・白系のニワゼキショウ


 全国に分布しているのではないかと思うぐらい帰化状態のニワゼキショウをよく見かける。別名でナンキンアヤメと言われる如く、こんなに小さい花なのにアヤメ科である。葉姿がセキショウに似て庭などに生えるからということで名付けられた。白・赤色の花を咲かせるが偶に水色系も見かける。芝生などに混ざって生えている。1890年ごろに北米から渡来してきた。
 山渓図鑑では1日でしぼむとされているが、実際は受粉したら日没を待たずに萎み、受粉出来なかった花は翌日にまた開花して、受粉するまで数日間開花を続けるようである。なかなか生命力のある植物である。多年草だし「受粉を待つ」という強かさを持っているので勢力を拡げる筈だ。普通アヤメ科の花は6花被片で構成され、外側の3個が大きい。ところがミワゼキショウは6枚とも同形で外花被片がどれかの区別がつかない。
 そろそろ花菖蒲の時期になって来た。梅雨時に無くてはならないアヤメ科の花たちである。何れが菖蒲(あやめ)か杜若(かきつばた)で皆さんと花の模様を観察することだろう。ひと足早くキショウブが咲き出している。こちらもヨーロッパ原産の外来種で、全国に野生化している。


「小菖蒲 踏み付けられて 強くなり」

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