ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

空木二種(梅花と衝羽根)

                バイカウツギ

           ツクバネウツギとコツクバネウツギ


 5月16日にタニウツギをアップした時にウツギ(卯の花)との違いを紹介しておいた。空木と名が付くがタニウツギはスイカズラ科で、ウツギはユキノシタ科というややこしい話だ。どちらも幹が空洞になっているので、その特徴を表すために空木が使われている。
 今回紹介するバイカウツギは卯の花と同じユキノシタ科になっているが、最近はアジサイ科に再分類されている。謂わばユキノシタ科に含まれていたアジサイ属を分離独立させたことによる。初夏を涼しげに彩るバイカウツギは日本固有種で、山で見付けると嬉しくなる花だ。梅の花に似ていると言うことで梅花を冠している。花弁は4枚なので全く違うが、雰囲気はまさに梅の花、覚えやすい花でもある。
 もう一つはツクバネウツギでこちらはスイカズラ科の花である。こちらも日本固有種である。ふつう枝先に2個ずつ花を付けると言うスイカズラ科の特徴を持っている。花後の果実の先端に5枚の萼片が残っているのが、羽根つきの羽根(衝羽根)に似ているところから名付けられた。萼片が2~3枚のものはコツクバネウツギと呼ばれている。
 我が能勢は標高200~500mに位置しているので、少し散歩道を変えるだけでこれらの花に難なく出合える。交通の便が悪いと言う不便ささえ我慢すれば素晴らしい環境だ。


「ややこしや みんな纏めて 空木の花」

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