ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

柿の花

                 雄花たち

                 貴重な雌花


 掃いても掃いても柿の花が落ちて来る。かなり質感があるので落ちる時にはポトリと音まで聞こえる。いま落ているのは雄花ばかりだと思う。枝を探すが雌花がなかなか見つからない。今年は「結果」年ではないのかもしれない。特に柿は隔年性の顕著な果物だと言われている。雌花は萼片が大きいので直ぐに判る。この大きな萼片が果実を大きくする成長ホルモンを出しているとのこと。だから傷つけたりすると成長が止まってしまう。
 柿は日本の果物としてヨーロッパなどに輸出されているので、日本産と思われがちだが原産国は中国で、かなり古くに揚子江流域から渡来してきた。万葉集や源氏物語には登場していないので、甘柿としての利用はもっと後になってかららしい。甘柿は日本の特産で80種ほどに改良され、特に岐阜の「富有」、静岡の「次郎」、富山の「水島」などが有名である。
 柿は “医者いらず” というぐらい薬効に優れ、果実、渋、葉っぱ、更に柿のヘタと言われる萼片まで薬効があり、健康食品である。変わったところでは、柿のヘタを日干しして乾燥させたものは、しゃっくりやくしゃみに効く。我が家では柿酢を作っているので、何にでもふりかけて自然の味を楽しみつつ、健康食品として利用している。今年は柿渋で作ろうかなと思案している。あいにく我が家の柿はクボガキだから無理な思惑だ。


「役目終え ポトリポトリと 柿の花」

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