赤花夕化粧(白)
赤花と白花が混在している
余禄としてキクラゲもゲット
キタテハ?
一昨日のクサイチゴ採りからの帰宅途中でアカバナユウゲショウの白花種に出合った。赤と白で学名分類をしているのか気になったので、愛用の山渓ハンディ図鑑で調べてみた。アカバナユウゲショウは掲載されているが、白花は扱われていない。ということは、たまたま突然変異で白花になったと言うことかもしれない。ヒメオドリコソウやツユクサでも白花を観たことがあるし、このブログでも紹介してきた。
アカバナユウゲショウには苦く、懐かしい思い出があるので忘れられない。某旅行社で山の案内をしていた時、ガイド途中に脳梗塞で倒れてしまい、意識が混濁した状態で天理の病院に搬送された。その病院に20日間入院したが、体力が回復してくるに従い、病室に閉じこもっているのが嫌で、日課のように散歩に出た。その散歩途中で見付けたのがアカバナユウゲショウで、何本かを摘んで帰り病室に挿しておいたのが出合いである。
アカバナユウゲショウは明治の頃に観賞用として南米から導入された。それが見る間に拡がり、関東以西で野生化している典型的な帰化植物である。多年草だからどんどん勢力を拡げている。別名でユウゲショウとも言われる。ところが昔からオシロイバナをユウゲショウ呼んでいたので、赤花という接頭語を冠して区別するようになった。さしずめこれは白花夕化粧か。
「浴衣でも 着せたき白の 夕化粧」