山椒薔薇(サンショウバラ)
誰にも食わせないぞと言っているようなサンショウバラの実
葉っぱが山椒に似ている
六甲オルゴール館から高山植物園に向かう道中でハマナスの様な実が目に付いた。“目から口” のロクはハマナスだと叫んでしまった。仲間から「ハマナスではないよ、よく観てごらんサンショウバラじゃない」と教えられた。以前に訪ねた時に覚えていたはずだがすっかり忘れてしまっていた。近寄って確認すると実に棘があり、異様な雰囲気を持つ果実である。動物たちに食べさせないぞと言っているように見受けられる。味見したくなったがまだ熟れていない。食べられるかどうかが一番の関心ごとなので、愛用図鑑で調べてみたが可食か否かまでは掲載されていない。ネットで調べると果実酒に出来るようであるが、実を育ててまで作る気にもならない。
サンショウバラは地域限定の日本固有種で富士箱根の山地に自生するらしいが、意識していなかったせいか現地で巡り合った記憶が無い。別名でハコネバラとも云われ箱根の花に指定されている。一日花のようでピンク色した花が次第に白くなり落花してしまうらしい。酔芙蓉と逆で次第に酔いが覚めて来るようだ。初夏に訪ねて酔い覚めの花を観察してみたい。
「理由作り 悪しき習慣 ビール癖」