ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

山萩(ヤマハギ)

           葉っぱの特徴からマルバハギと同定


 草冠に秋と書く「萩」はまさに秋を代表する花である。万葉の時代から人々に愛でられてきた。一般的に秋の七草で萩と云えばヤマハギをさす。関東以北では宮城野萩を指すかも知れない。月見の時にススキと一緒にハギも活けられる。古来の人々は貧しくとも生活にゆとりがあった。近年は人口急増と生活様式の変化などで、生活にゆとりが無くなってしまった。最近は少子高齢化で人口減が進んでいく様相だが、それでゆとりを取り戻せる保証はない。
 写真はヤマハギではなく多分マルバハギだろう。というのもヤマハギの花期は7~9月になっている。一方マルバハギは8~10月と図鑑で紹介されている。葉っぱの先がへこむところからマルバハギと同定した。
 古来から歌に詠まれるほどの萩だが、生活の中でも有効に使われてきた。葉っぱは家畜の飼料になったり、屋根葺き材料や箒としても使われたり、根は婦人病による「めまい」や「のぼせ」の薬として使われてきた。
 草本のアレチヌスビトハギも綺麗なマメ科特有の蝶型花を咲かせてくれる。観察会では花に爪楊枝を差し込んでいじくってやると、昆虫が来たかと思い雄しべが飛び出す。そんな遊びを子どもたちに体験させると、先へ進めなくなる。


「そよと吹く 風にもなびく 萩の花」

×

非ログインユーザーとして返信する