椿の種集め
検量:800g
サザンカの花と柱頭まだが残る実
毎年「ひとくらクラブ」では椿油搾りを例会行事として取り組んでいる。メンバーに専門家がおられて、その方の指導で一通りの体験デモが行われる。
集められた椿の種を潰す作業から始まり、圧搾までの過程を皆さんに体験してもらう。当日椿油として仕上がるのは100~200ml程度の微量である。と言うのも搾り機として使われているのが、車用のジャッキを手作りで改良した物で、圧力的にも限界があり効率も悪い。後は自宅に持って帰って搾って頂くということになる。
本番までに会員が椿の種を集めておかなければならない。何時も傍観者でいる訳にも行かず、昨日は時間があったので種探しに歩いた。検量すると800gだったので、単純計算すると200mlのツバキ油が搾れることになる。
同じ椿の仲間サザンカが咲き出して来た。ツバキ科の中では一番早く咲き出す。色のすくない冬場で貴重な花木である。園芸種もたくさんあり庭木としても人気がある。ツバキよりも一回り小さな実を付け出している。柱頭を付けたままの初々しい実は産毛まで生やしている。一年越しの実だろう。
「山茶花を 散り敷く様も 直ぐ隣」