手前の2個が我が家のクボガキ

　昨年も大量の柿酢を作ったので、今年も作らなければと、柿の熟れが気になっている。昨日はどうしても片付けなければならない宿題が残っていたので、家で閉じこもり作業に没頭していた。するとお隣の柿の木にたくさんのカラスが啄みに来ている。彼等は食べ頃をよく知っているのだ。ヒヨまでがやって来る。今朝も14羽のカラスが誘いあって朝食にやって来た。散歩していても、あちらこちらに渋柿などが放置されているが、持ち主が判らない。利用されずに霜に晒され、落柿になるのを忍びなく見ている。もったいない話である。知り合いからもまだ柿のお裾わけが届かない。
　お隣は空き家になっている。もちろん持ち主はおられるが長期入院中で、身内の方たちも利用していない。取り敢えず「柿が欲しいのです」と身内の方へ留守番電話を入れておいた。それに対しての返事を待っていたが、うんともすんとも言って来ない。まあ良いかと少しだけ拝借して瓶詰めにした。手入れしていない柿なのであまり生食には向かない。少し熟れ様が足りないので、様子を見ながら瓶詰にしようと柔らかくなるのを待つ。これからどれだけの柿が手に入るか、捕らぬ狸の皮算用をしている。

｢柿熟れて　カラスと人の　争奪戦」