きずきの森観察会
卵からにょっきりとスッポンタケ
フユイチゴ
食パンにフユイチゴのジャム
手作り「鳴き声から小鳥を見つけよう」シート
初霜が降りるぐらいに冷え込んだ朝だったが、雲ひとつない快晴に恵まれた1日だった。トンボのメガネ例会としては最高の観察日和である。今回は準地元というべき宝塚市雲雀丘北部にある「きずきの森」に皆さんを案内してきた。川西能勢口に集まった16人と現地合流した3人を交えての大人数である。宝塚市・川西市・猪名川町など広域に点在する公園や施設など30ヶ所あまりを纏めて「北摂里山博物館」として銘打っている。ここもボランティアさんなどの協力を得ながら運営されている。
野鳥観察と紅葉狩りをテーマにしたが、まだ木々は落葉を始めたばかりで、小鳥などの声はすれども姿は見えずという状況だった。春の繁殖期には「さえずり」が聞かれるので特定出来るのだが、この時期は「地鳴き」になるのでなかなか種類を特定するのは難しいらしい。ヒヨドリなどは物真似が上手なので姿を見るまでは何とも言えない。
観察会での発見はスッポン茸の幼菌だ。ゴルフボールより一回り大きな塊を見付けた。触ってみるとブニョブニョしている。おまけにひげ根まで付いている。早速ナイフで中身を観察することにした。半分に切るとキウイの様な形である。近くを探すと何個も見つかり、キノコ状に出ていたのを見付け、やっとスッポンダケの幼菌だと同定出来た。冷え込みが進んだので木々も色付き始め、紅葉狩りとしても満足出来たし、野鳥もコゲラ・ヒヨドリ・ヤマガラ・メジロなどを観ることが出来た。
仲間が冬苺のジャムを作って来てくれたので、フユイチゴ路で摘みたての苺とジャムの食べ比べをして頂き、舌(五感)でも観察して頂けた。
「観察会 主役とばかり 冬苺」