倉敷民商の禰屋町子さん

　　　　　　　　　　　東住吉冤罪事件　朴さん親子（2016年）

　　　　　　　　　国家賠償を求めている青木惠子さん（2017年）

　　　　　　　　　　コンビニ冤罪　SUN－DYUさん（2018年）

　坪内稔典先生の俳句教室で、暖房は何を使っているのかと質問された。すかさず灯油ストーブだと答えると、古典派ですねと言われてしまった。寒冷地能勢では普通だと思っていたのだが、主流はエアコンらしい。我が家にはエアコンがない。
　小鳥用に餌台を作り直したが、餌を購入していないので取り敢えず柿を刺しておいてやった。多分ヒヨドリが啄んだ形跡があるが、そこにアカタテハが熟した柿の汁を求めてやって来た。アカタテハは越冬する蝶として知られている。熟柿などは格好の餌になる。思わぬ訪問者である。カラムシなどイラクサ科の植物に卵を産み付け、その幼虫が葉っぱを折りたたんでいるのを観察することが出来る。
　先週国民救援会の支部総会があり、倉敷民商弾圧事件の禰屋町子さんをお招きした。あのカルロス・ゴーンよりも長い428日の長期拘留に、黙秘を貫きとおした頑張りの話を伺うことが出来た。一審の岡山地裁では「脱税ほう助」という罪名で有罪判決を受けたが、広島高裁では一審判決を破棄し、差戻しという画期的な判決を勝ち取った。警察・検察のえん罪作りにひと泡吹かせたが、岡山地裁で無罪確定判決が出るまで油断出来ない。救援会支部は冤罪被害者の生の声を聴くことにして来た。皆さん辛い冬の時代を過ごされたわけだが、一様に明るいのが我々支援者にとってはかえって励まされる。

「越冬の　蝶も頑張る　未来へと」