ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

世界で2例目(シロミノヤブムラサキ)


 世界で2例目の発見になったシロミノヤブムラサキが、地元の妙見山登山道にあるというので案内して貰うことになった。サークル「メダカの学校」の例会として企画された。それだけではサークルメンバーも「へぇ~!」という驚きだけで終わってしまうので、場所を近くの初渓渓谷まで移動して、昔ながらの飯盒炊さんを楽しんだ。
 シロミノヤブムラサキはクマツヅラ科ヤブムラサキの紫色素が抜けた変異と考えられ、最初は兵庫県洲本市で発見された。今回紹介する大阪府豊能町で発見されたものは2例目で、洲本の個体とは関連性がなく、全くの自然変異と考えられている。花も実も白いのが特徴で、新枝が緑がかっているところがヤブムラサキとの大きな違いらしい。葉裏には星状毛が多くビロード感覚なところはそっくりである。
 貴重な植物観察の後は、お待ちかねの飯盒炊爨である。小枝はいたるところにあるので難なく集められる。炉も前につかった跡を利用するだけなのでいたって簡単。飯盒で炊いたご飯と、みそ汁、秋刀魚だけという質素なものだがこれで満足。焚き火を囲み、遠火で焼き上げた「目黒の秋刀魚」を、紅く色付いた渓谷の中での食事は、元気だからこそ味わえる最高の贅沢である。好きな飲み物持参ということだったが、夜に男性群のコーラス練習が入っているので、ノンアルコールビールで我慢した。


「渓谷で 焚き火を囲み 秋刀魚喰う」

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