庭園の鳥と桜
慶沢園のアオサギとコサギ
陸に上がったアオサギ
毛繕いするカルガモ
十月桜
地元能勢では散歩道の土手からよく見かけるのはカルガモのファミリーやアオサギたちで、時たまコサギが小魚をネラっているのにも出くわす。ところが田舎育ちの彼等は臆病者で、人の気配を感じると直ぐに飛び去ってしまう。誰も危害を与えないのに逃げるのは彼らの防御本能かもしれない。いつも散歩時には驚ろかさないように、こちらが姿を見せないように気を配ってやる。特にカルガモたちはダッシュが下手なのだ。
ところが都会に住んでいる水鳥たちは、あまり人を警戒しない。パン屑などを与えて貰えるかも知れないので、人影を見たら近寄って来る。天王寺の慶沢園にはアオサギやコサギが住み着いているのか、訪問するたびに観ることが出来る。庭園の点景として無くてはならない存在になっている。
茶臼山の池にはたくさんのカルガモが餌をねだって近寄って来る。不思議とカルガモばかりで他のカモ類はやって来ない。彼等は警戒心も無く堂々と人前で毛繕いなどをしている。野鳥に詳しくないので、カルガモの雌雄の区別がつかない。殆どのカモ類は雄が婚姻色で鮮やかだから判別出来るのに、この鳥だけはマニアでなければ区別出来ないのかもしれない。水面を漂っている時には綺麗な水色が羽根で隠れて見えないが、毛繕いする時には鮮やかな水色を見せてくれる。カルガモも捨てたものではない。
「冬咲きの 桜もお庭の 脇役に」