瑞饉神輿
芋茎で葺いた神輿屋根と野菜類の飾り付け
長寿を祝い奉納された『ますかけ』
サトイモ茎で屋根部を製作中(滋賀県でも)
京田辺で見てみたいもの一つが『ずいき神輿』です。以前、集会所で農家の方が総出で、芋茎を束ね揃えて、神輿の屋根を作っているのに出くわしたからです。集落には祭の案内と写真説明があり、興味を持ちました。ネットで調べると京田辺の棚倉孫神社のずいき祭は2年に1度らしく、秋の収穫を祝う祭りとして保存会の皆さんが復活されたとのことです。
元々ずいき神輿は京都の北野天満宮に伝わるお祭りで、それが周辺地域にも広まったようです。屋根にサトイモの茎を使い、周りには収穫した野菜類で飾り付けします。棚倉孫神社に展示されている神輿は、多分昨年秋のものだと思います。干からびた茄子が色を落としていました。絵馬殿には長寿を祝う『ますかけ』もたくさん奉納されていました。先祖が農耕の民であった事を思い知らせてくれる場所です。
「収穫を 終えて社殿で 一休み」