ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

鵲の巣

           カササギの巣と左上にカササギ一羽

          カササギの巣造り(仲間からの拝借画像)

           カササギ飛翔(仲間からの拝借画像)


 ソウル宮廷内の高木に何箇所も鳥の巣が懸っている。現地の人に教えて貰いカササギの巣だと判った。暫くするとカラスより一回り小型の白黒の目立つ鳥が飛んできた。人里を好む鳥で韓国には国鳥と云えるほど分布している。しかし、国鳥と云う概念はなく市民的な国鳥らしい。あまり飛翔は得意ではなく標高100mぐらいまでを生活範囲とするらしい。日本では九州と北海道などに生息している。それぞれDNAが違い別亜種かもしれない。秀吉が持ち帰ったとされているが、記録は無く伝聞でしかない。万葉集に詠まれていないので、日本に渡って来たのは随分と後になってからだと考えられている。
 七夕伝説で織姫と彦星の間をつなぐ架け橋の役を担う鳥として大切にされている。その伝説を大伴家持が「鵲の 渡せる橋に おく霜の しろきを見れば 夜ぞ更けにける」と詠んでいる。カササギは鳥類の中で大きな脳を持ち、鏡に映った像が自分だと認識できるという実験結果もあるらしい。鳴き声が「勝ち勝ち」と聞こえるので縁起の良い鳥だとも云われている。手持ちデジカメでは止まっているカカサギの姿までは判り難い。


「架け橋を 終えて巣造り 鵲の」

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