河津桜(カワヅザクラ)
雨が降る中でのマラソン大会
ジュウガツザクラの蕾も膨らんで
南伊豆の河津地方でカワヅザクラが咲き出した、というニュースで春の便りだなと聞いていたが、関西に植栽されている河津桜も他の桜に先駆けて咲いているのでびっくりした。今年の暖冬は例を見ないぐらい異常だが、桜たちもさぞかし出遅れたのかな?と思い、慌てふためいて咲き出したのだろう。春が早く来るのは嬉しいのだが、トンボのメガネ訪問先の年間計画を策定してしまった後なので、花の時期に合わないかも知れないと言う心配を抱える。
カワヅザクラは1955年に河津川沿いに咲いているのを飯田勝美氏が発見されたらしい。屋号を取って小峰桜と呼んでいたのだが、1974年にオオシマザクラとカンヒザクラの自然勾配種としての新種桜と認定された。花期の長い早咲き桜として人気があり、西日本でも各所に植栽されている。あたたかい春雨に濡れそぼる桜も風情がある。ジュウガツザクラも春咲きのつぼみが膨らみだし、間もなく春爛漫の季節を迎える。それまでに新型コロナウイルスも安部を道連れに撤退して貰いたい。
「早咲きの 桜が雨に 色付けて」