ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

タラの芽栽培

            クッキー缶に入れられたタラノキ

         ヤマコウバシも葉を落とす季節になってきた


 今年の桜は早く咲き出したが、樹木の芽吹きが相対的に遅い気がする。山菜でも探しに行こうかと山に入ってみたが、タラの芽が目立たない。辛うじてタカノツメの新芽が膨らんできた程度である。コシアブラもまだ葉を展開していない。
 ならばと昨年から考えていたタラの芽養殖である。まだ芽を出していない若いタラノキを持ち帰り、葉痕の上に冬芽が付いている箇所を残し5センチ程に切り分けて、大切にとっておいたクッキーの仕切付き缶に、水を張り差し込んだ。約50本ほどにもなったが、果たしてどれだけが芽を出してくれるか楽しみだ。
 タラノキはまず頂芽を展開する。山菜摘みはその頂芽を拝借するわけだが、摘まれたタラノキはえらいこっちゃと側芽を成長させる。それまで採ってしまうと3番手が芽を出して、何とか生き延びようとする。その3番手の芽まで摘んでしまうと、タラノキは芽吹きの時機を逸してしまうので、生き延びることが出来ずに枯れてしまう。
 その性質を利用してタラの芽栽培が行なわれている。謂わば保険的意味合いでたくさんの芽を持っているが、普段は頂芽(長男)が頑張って一家を支えている。タラノキは殆ど枝分かれしない。大木になれる条件があれば枝分かれ(分家)している。切られたタラノキの芽は、自分が頂芽の役目を果たさなければと葉を展開し出すと言うわけである。


「タラの芽の 出るを信じて 手を加え」

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