ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

鬼子母神伝説

           鬼子母神と500人目の末子ピンガラ

          子どもの代わりに食べたとされるザクロ

           角の取れた「鬼」

            オーソドックスな鯛の塩焼き


 毎日町内歩きを続けている。山コースに準ずる峠越えなどを交えながら、歴史に残る神社仏閣などを訪ね歩いた。最終訪問地は能勢に残る鬼子母神を祀る妙唱寺。境内を拝観していると中から住職が出てこられ、お堂の中に案内されて鬼子母神伝説を詳しく語って頂けた。今までは、子どもの代わりにザクロを食べた夜叉ぐらいにしか知らなかったが、鬼子母神の500人目の末子ピンガラを釈迦が隠してしまわれた。彼女が最も愛した末子がいなくなったので半狂乱になり、助けを求めて釈迦に縋った。「たくさんの子どもがありながら、自分の子ども一人を失っただけでそんなに嘆き悲しむ。ただ一人の子ども失う親の苦しみは判っただろう!」と諭され、それ以降は人の子どもを食べなくなり、生えていた角も次第になくなり子どもを守る優しい神様になられた。「鬼」から角を取った字を充てているのは、優しくなられた証であると言う話まで伺えた。
 信仰などには全く興味が湧かないが、古来から伝わる神話や仏教伝説などは、農耕民族としての日本人の精神ルーツを探る上で参考になる。自粛規制のおかげでだんだん歴史好きになっている。一方ストレスの所為かお酒の量が増えてきた。コロナには負けないがお酒に負けそうである。


「春風を 連れ来た先の 鬼子母神」

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