恐ろしいツタウルシ

　　　　　　　　　木漏れ日を楽しみながら

　　　　　　　　　　　　　　殆ど人気の無い下山道

　　　　　　　　　　　　　完全防御のロクの出で立ち

　　　　　　　　　　　　　　　ゴーグル越しの景色

　町内歩きが続いているので、久しぶりに山の空気を吸いたいとおっしゃる。時間を確認すると10時半だった。5時間もあれば帰ってこられる三草山に行くことにした。ニュースでは都会へ出る方は確かに減っているが、その反動として公園などが混み合っているようだ。ひょっとしたら山に来られる方も多いかと、ゴーグルとマスクまで着けての山歩きである。心配していたが出会ったのは2ペアだけだった。電車やバスでの移動を自粛されているので当然かも知れない。地元の人は山に登らない。
　一難は去ったが、芽吹き時に怖いのは新緑負けである。ウルシに弱い体質だから近寄らないように心掛けている。ウルシの中でも最も毒性の高いのがツタウルシである。写真に納めたいので近寄ったが、そばを通るだけでかぶれるという体質だから、恐る恐るのへっぴり腰になる。あと怖いのがダニだ。今年も一度やられているので、虫除けスプレーを吹き付けての行動になる。このスプレーがダニを寄せ付けないのか確証がない。コロナ以外にも外敵の多いロクは、人一倍の防御策を取らなければならない。

「ウルシやで　恐る恐るの　木の芽道」