ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

真っ昼間から

             折り紙で折られたような花姿

                うな垂れた蕾


 2週間ほど前に燻製作りをアップした。その時は欲しかった材料が揃わず、豚バラをメインにあり合わせのもので間に合わした。燻製作りも久し振りだったので皆さんに配り歩き、我が家の分が無くなったということもあり、再度のチャレンジである。前回用意出来なかった鶏もも肉とアジの開きなども追加した。「いぶりがっこ」が美味しかったと言うのでタクアンも増やした。豚バラの代わりに豚もも肉を燻してみた。ソミュール液には惜しげも無く1ボトル316円という安価な赤ワインに漬け込んでおいた。
 朝から火を入れたのでお昼には殆ど良い色に仕上がってきた。それぞれの味見もしたい。となるとビールが欲しくなる。基本的には日中からの飲酒習慣はない。たまには良いかと、微かな後ろめたさを味わいながら真っ昼間からビールを戴いた。
 花壇には野の花が遠慮無く咲いている。殆どが野生の花で埋め尽くされているのだが、今はナガミヒナゲシが折り紙で作ったような花を次から次へと咲かせている。蕾の間はうなだれているが、花を咲かす頃合いになると一気に花茎を伸ばし、風にそよぐ姿がなんとも言えない。紙細工のようなはかなさと、強風でも倒れないという強かさを併せ持っている。ヒナゲシは別名で「虞美人草」と言われ漱石の作品名にもなっている。英名の「ポピー」が一般的だがスペインでは「アマポーラ」、イタリアでは「パパベロ」、フランスでは「コクリコ」と呼ばれそれぞれで親しまれている。日本は言うに及ばず、ヨーロッパのコロナ渦が収束し、春の花を心から愛でる日の訪れを待つばかりである。


「昼間から 酒召されたか 紅き芥子」

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