ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

ジャコウアゲハ

             交尾中か顔の表情を拝見!


 毎日の散歩コースに取り入れている土手道ではジャコウアゲハが乱舞している。此処には幼虫の食草となるウマノスズクサがマメ科のクズと見紛う姿で伸び出して来た。刈られても刈られても蔓状の新芽が顔を出す。この植物を幼虫が食べることによって、体内に毒を蓄積していき、成虫になっても捕食者から食べられない防御態勢を作っている。たまに食べられても、捕食者は殆ど吐き出してしまう。中毒を経験した捕食者はそれ以降ジャコウアゲハを食べなくなる。俺にも毒があるから食べたら大変だぞ!と言わんばかりにジャコウアゲハに擬態する蝶がいる。クロアゲハ、オナガアゲハ、アゲハモドキである。旅をする蝶でお馴染みのアサギマダラも体内に毒を貯め身を守っている。
 国宝「姫路城」にお菊虫伝説が残る。言わずと知れた「皿屋敷」である。城内にお菊ゆかりの井戸があったのを覚えている。ジャコウアゲハのサナギが後ろ手に縛られたお菊に似ていると言うことで、姫路市では市の蝶に指定し、食草を植えるなど繁殖・保護活動に力を入れている。志賀直哉の『暗夜行路』にもお菊虫が出てくるらしい。
 能勢にはジャコウアゲハ以外に、ゼフィルスと呼ばれるミドリチョウの仲間がたくさんいる。他にも栗の老木で育つ貴蝶が発見された。休耕田にフジバカマを植えてもらって、アサギマダラの飛来地になってくれたらいいなぁ~。大阪のてっぺん能勢を蝶々の楽園にしたい!という夢を密かに持っているのだが・・・・・・。


「蝶が舞う 戦い恋し 卵産み」

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