金蘭(キンラン)や!
キンラン発見!
ギンランまで
オトシブミ
道しるべ
歴女の会に参加させて貰ったが、別に歴史の勉強をしたいという積極的動機はない。何か珍しい発見でもあれば話は別である。昨日の探索は隠れた街道探しだった。道しるべなどを見つけては、明治までの人々の往来を想像して、能勢の暮らしなどに思いを馳せるのが狙いである。そんな話を聞きながらもロクの目は自然観察をしている。
里山を歩いているとオトシブミの揺籃(ゆりかご)が地面に落ちている。虫屋ではないから詳しいことは判らないし、葉っぱに巻かれた中の幼虫を確認してみるのも控えて、車にひかれないように落葉が溜まっている溝に落とし替えてやった。オトシブミと言うのは木の葉を巻いてゆりかごを作るゾウムシで、ドングリなどを落とすチョッキリ虫などもふくめた総称。オトシブミ亜科とチョッキリ亜科でかなりいるらしい。「オトシブミ」なんて歴史散策にもってこいの名前の由来である。
今回の収穫は絶滅危惧種のキンランを2ヵ所で発見できたことである。過去にキンランに出会ったのは管理されている府民公園内ぐらいで、山道で見つけたのは初めてである。盗掘されないかぎり多年草だから毎年咲いてくれるはずだ。Myキンランとしておこう!何時も寄り道する里道にもキンランとギンランが咲いているではないか。大発見!
「新緑の 金襴緞子が 落し文」