ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

日光黄菅(ニッコウキスゲ)

             霧の立ち込める高山植物園

    2年前に訪れたシーニゲプラッテ高山植物園


 トンボのメガネ例会として4年前に一度訪ねている六甲高山植物園を再訪した。梅雨が上がってくれることを期待していたのだが、今年は被害をもたらせながら永らく居座っている。大雨になれば中止も考えていたが、運良く曇天と言うことで催行できた。
 六甲高山植物園は植物学者の牧野富太郎が指導に携わり、1933年に開園した由緒ある植物園で、海抜865mに位置するので世界の高山植物も生育できる環境にある。因みにスイスのシーニゲプラッテ高山植物園とは姉妹植物園として協力し合っている。
 サークルメンバーの一人が「自分の庭」とばかりにこの植物園を知り尽くしておられるので案内をお願いした。彼女は「歩く植物図鑑」と言われるほど野生植物に詳しい。ケーブル山上駅から観察が始まる。キツリフネが早速迎えてくれる。アリマウマノスズクサの特徴ある葉っぱもあったが、花を見つけることまでは出来なかった。道中には珍しい植物があるのでなかなか植物園に辿り着けない。入園時には検温され、マスク着用が義務化されるという念の入れ様だ。六甲山上は霧が立ち込めているので肌寒く感じるぐらいで、マスク着用が苦にならなかった。
 山で出会うと嬉しくなるような花々がそこかしこに咲き誇っている。全ての花を紹介したいぐらいだが、今朝は最盛期を迎えているニッコウキスゲをアップしたい。尾瀬や日光の戦場ヶ原を旅した昔を思い出させてくれる。先日アップしたヤブカンゾウなどの仲間だから、ノカンゾウやユウスゲによく似ている。一輪で愛でてよし、咲き乱れる風景も捨てがたい。午後からは高原に爽やかな風がながれ霧を飛ばしてくれる。隣接するカフェでビール派とスイーツ派に分れてしばしの高原タイムを楽しむ。小旅行をしたという気分になれた。


「忘れ草 おぼろに辿る ガスの中」

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