うり坊(カラスウリ)
カラスウリの「うり坊」
秋には柿色になる(参考画像)
普通「うり坊」と言えばイノシシの子どもを思い浮かべる。猪突猛進の大人からは想像できない縞々模様の愛くるしい姿をしている。その名前の由来がシマウリとかカラスウリの若い実を注し「うり坊」と言われるようになった。
昨日はサークルの下見で明日香村まで足を伸ばし、炎天下に負けずひたすら歩き回りコース確認をしてきた。目的はヒガンバナを訪ねるのだが、今年はコロナの収束が見られないので、明日香村としてのイベントは開催しないと言うことになったらしい。我々としてはお祭り騒ぎより、ヒガンバナが当日咲いてくれるかが一番の関心事である。昨年も開花が1週間遅れた。本来なら季節を違えずお彼岸の頃には咲いてくれるはずなのに、2年続けて満足できる状態ではなかった。3度目の正直で今年に期待したいところだが、今年も異常気象なので開花が読めない。
さて下見コースの道中にカラスウリがたくさんの実を付けているのに出会した。まだ雌花の柱頭がついたままだが、ツルに鈴なり状態でぶら下がっている。同じ処に2個付いていたり、4個も付けていたりする。多分昔の人たちは食用として利用されたのだろうと想像できる。若い実は塩漬けや粕漬けにすると紹介されているので、奈良漬けなどにも活用されているかも知れない。カラスウリは若い実だけではなく、葉や根も食用になるようだがいずれも食したことがない。食指が動かない。
「スタンバイ 出番これから 野生瓜」