ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

読書曜日に白粉花

          雨のおかげでまだ開いているオシロイバナ


 やっと真夏日から解放されて30度を切った!45日振りだという。秋晴れなら言うこと無しだが不安定な空模様。傘を片手に図書室まで出掛けた。宮本輝の超長編小説全9巻の5巻まで読み進み、どうしても借り換えないと睡眠導入剤としても困ることになる。
 「流転の海」は彼の自伝的小説で、父親を主人公に波瀾万丈の生活が展開されていく。書き始めて完結するまでに37年も費やした労作である。「川三部作:泥の河・螢川・道頓堀川」に刺激されたのがきっかけで、それ以降宮本作品に接してきたが、この作品に関してはシリーズの3分の1ぐらいで、もう付き合いきれないと放り出してしまった。2年前にやっと完結したが、図書室に揃うのはもっと後になってからである。宮本輝の棚で「流転の海」シリーズを確認するとしばらく借りた履歴がないので、これならゆっくり読めると思い、1巻から再読することにした。かなり強烈な印象が残っていたので、3巻までは思い出しながら読み進んだ。昨日は6巻目を借りたが、全巻読み終えるまでにはあと1ヶ月近くは掛かることだろう。芥川賞作家では読みやすい部類に入る。
 今年もオシロイバナが咲き出した。1年草だというが毎年窓下の法面に咲いてくれる。黄色ベースで紅が混ざるのが色っぽい。小説の主人公松阪熊吾(宮本輝の父親像)は事業でも精力的であったが、色町にも目がなかった。白粉を塗った女性に入れあげたことだろう。昨年9月13日にオシロイバナをアップしているので、興味ある方はそちらもご覧下さい。


「白粉花 朝寝させてと 涙雨」

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