やはり彼岸花でしょ!
白・黄・赤でお出迎え
こんな風景を見て頂く予定だった(参考画像)
うり坊が鈴なりのおまけも
ヒガンバナのメッカ「明日香村」まで足を伸ばしたのに、あの燃えるようなヒガンバナには出会えなかった。昨年もお彼岸の時期を違(たが)えて、遅れて咲き始めたことを嘆いたような記憶がある。ヒガンバナは毎年季節を違えず咲いてくれるというのが、彼等の矜恃だったと確信していた。ところがこの2~3年の異常気象にはついていけずに、開花時期を遅らせている。あまり遅れると「彼岸花」の名前を返上しなければならなくなるぞ!と言ってやりたい。でも「曼珠沙華」という別名を持っているもん、と言い返されそうだ。
群生状態のヒガンバナを面や帯では観られなかったが、所々の点では咲いていた。白花ヒガンバナや黄花のショウキズイセン(鍾馗水仙)も観てもらえたので、一応の観察目的は果たせたかなと胸をなで下ろしている。
白花も黄花も植栽されたものだが、本来はどちらも自生種で白花種はヒガンバナとショウキズイセンの自然交雑種として生まれた。九州辺りでは普通に観られるヒガンバナ科ヒガンバナ属の3兄弟である。それにナツズイセンとキツネノカミソリを加えると5兄弟になる。いずれもリコリンを含む有毒植物なので、根茎をノビルと間違って誤食しないように!誤食者のロクからの戒めです。
「曼珠沙華 早く咲いてよ 駆け足で」