案山子ロード
サークル「トンボのメガネ」では雨予報の出ているなか、13人もの仲間が「飛鳥」駅に集まってくれた。今年は彼岸花祭りは出来ないと事前に伺っていたが、それでも村を挙げて花を育てられ「ヒガンバナのメッカ」としても有名な処だ。たくさんの観光客が押し寄せることだろうと覚悟していたが、幸いなことにバスは貸し切り状態であった。
下見で訪れた時にはまだ案山子を見かけなかったが、例年なら各種工夫を凝らした作品が農道に並び、コンテストで優劣を競い合う。今年は祭りもないので半ば諦めの気持ちで案山子ロードを目指した。ヒガンバナには少し早かったものの、案山子は農道に飾られ観光客を迎える準備が出来ていた。特大案山子は今年亡くなられた志村けんのバカ殿が、山をバックにそそり立って我々を迎えてくれる。すかさず仲間があんな処にロクさんがと声をかける。
花もあまり咲いていないということもあり、予定を変更して飛鳥駅までミニハイキングすることにした。仲間が大阪で一番安い串カツ屋に案内してくれることになったので、そのための腹ごなしの意味合いもある。おかげで美味しい串カツを何本もお代り出来たのは言うまでもない。
「コロナ禍に リモートし出す 案山子まで」