ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

白実藪紫(シロミノヤブムラサキ)

           ビロード感触のシロミノヤブムラサキ

                 マツカゼソウ

                ヒカゲノカズラ


 世間では4連休と言うことだが、我々シニアは365連休なので、あえてシルバーウィークに併せて出掛けることもない。まして人々のコロナ対応に緩みが出始め、人出が多くなってきている。とは言え、7月の長雨と8月の猛暑で、殆ど行動出来なかった分を取り戻さなければならないと言う事情もある。車で行ける準地元というべき妙見山に行くことにした。
 ここはバーベキューが手軽に出来ると言うこともあり、たくさんのファミリーがケーブル乗り場に殺到している。それを横目に見ながら登山コースを上る。晴れ渡った秋空と爽やかな風に吹かれながら頂きを目指す。熊が出たという情報がこの近辺でも聞かれているので
気を付けなければならないが、ハイカーの数が多いので今は大丈夫だろう。子連れのハイカーには必ず声をかける。昆虫など見付けたらほれほれと紹介するお節介爺さんだ。
 登山道にはシカの食べないマツカゼソウの白い小花が半開きで咲き誇っている。いずれは奈良の春日山のように、シカの不嗜好植物であるイワヒメワラビやマツカゼソウだらけになってしまうのだろう。今回の目的の一つに、この山で世界で2例目として発見されたシロミノヤブムラサキが実を付けているのかを確認したかった。ちゃんと結実しているのを確認できたが、まだ白く熟すまでには至っていなかった。白く熟すのは11月頃らしい。9月に入ってからの数回の山歩きで、大分体力も戻ってきたような気がする秋の一日だった。


「糞虫を 捕まえ子らに 秋の山」

×

非ログインユーザーとして返信する