湿地保全活動
ミズゴケを傷つけないようにススキなど刈り取る
スイラン
イヌノヒゲ
キガンピ
キセルアザミ
コケオトギリ
シロネ
ミミカキグサ
大阪みどりのトラスト協会の会員で、なおかつ能勢地域の「みどりすと」にも属している。日本一の里山と言われる能勢町は生物多様性の宝庫で、大阪府民は言うに及ばず全国からも注目される自然豊かなところである。そんな素晴らしいところに住まいしながら、浮気性のロクは地元をおろそかにして他へばかり目を向けていた。何ヶ所もある活動地の一つに「地黄湿地」というのがある。今年は待望のハッチョウトンボが戻ってきて、マスコミでも取り上げられた。
その湿地の保全活動に参加してきた。サギソウもたくさん咲いてくれたようである。そんな環境を作るためには人為的な手当が必要なのだ。侵入するパイオニア植物を刈り取ったり、外来生物のウシガエルを駆除したりしなければならない。今回の活動はススキやソヨゴ、鹿の不嗜好植物であるアセビなどの伐採作業である。
作業の見返りは貴重植物たちとの出会いである。湿地植物はある程度知っているつもりだったが、スイランという植物は名前も知らなかった。ランと名乗っているが葉っぱがそれらしいだけで、キク科の湿性植物である。他にもホザキミミカキグサやイヌノヒゲ、キセルアザミ、シロネ、コケオトギリ、キガンピなど珍しい植物をたくさん観察できた。
「湿地では 俺の住処と 赤とんぼ」