ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

やっと完結編

      図書室の本棚から借り出した第9巻


 宮本輝の「流転の海」を初めて手にしたのはいつ頃のことだろう。彼が書き出した37年前というほど古くはない。映画化された後ぐらいだったかも知れない。最近になって改めて1巻から読み始めたのだが、3巻まではしっかり記憶に残っていた。何故か我が家には4巻だけが本棚に収まっている。たぶん友人から頂いたものだろう。図書室でも新たな借り手がいなくなってきたので、後ろからあおられることもなくゆっくり読めると判断して、読み出したのが8月だから最終巻に辿り着くのに2ヶ月ぐらい費やしただろう。謂わば大阪の下町が舞台だし、宮本輝親子の生活状況が殆ど実話に近く描かれ、固有名詞も差し障りがない限りそのまま使われているので状況把握しやすい。彼がこの作品を書き上げたのが2018年で、37年間かけて壮大なテーマをぶれることなく表現されたのを賞賛したい。途中で投げ出したくなったり、飾りたくなったりされたことだろう。最終巻を心込めて読み切りたい。
 三大民間薬とも言うべきゲンノショウコが草むらの中で目を引く。漢方薬は植物の根茎を使うが、民間で地上部を使う場合は植物の最盛期に刈り取るのが良いとされている。昨日紹介のセイタカアワダチソウも開花前の蕾が一番という。ドクダミも花を咲かせている時が摘み頃である。ゲンノショウコは土用の丑の日が最適とされている。でも葉っぱがキンポウゲ類やトリカブトなどの有毒植物に似ているので、花が咲かないと間違えることもあるから気を付けたい。(小旅行に出掛けているので今回は予約投稿します。)


「現の証拠 うそ偽りなき ストーリー」

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