植物たちは密状態（ミゾソバ）

　7ヶ月間お休みしていたコーラス練習がやっと再開されるようになった。一応万全の対策をとって言うことなので、様子伺いも兼ねて参加してみた。団員構成メンバーが殆どシニアなので、考えられる対応策は二重三重に取った方が良い。
　パート毎に並んだり出来ないので、陣形はピアノを囲んでサークルを作り、飛沫を防ぐ方法としてはフルフェイスに近いガードを着用した。窓も開け風通しにも気を配り、時間も移動中の混雑を避けるために1時間遅らせて、短時間の練習を当面は続けようと言うことになった。マスクを着けての発声も試してみた。
　永らく歌っていないので声の蛇口が錆付いてしまい、巧く発声できない。フェイスガードで声がくぐもり、人の声が聞こえず自分の下手な声だけが増幅される。とてもじゃないがハモることなど出来ないので、今回はユニゾンでメロディーを歌うだけになった。誰もが知っている童謡・唱歌の秋の歌で声出ししてきた。辛うじてまだ覚えている「糸」をコーラスしただけである。次回からも、過去に練習した楽曲中心の練習にしようとなった。
　少しずつ前に進んでいるのを実感できる。手帳も詰まってきた。気を抜かず、今まで学習してきた対応策で行動していきたい。政府の感染症対策分科会が纏めた7種類の場面だけは避けるようにしたい。３密・大声・飲食懇親会・深夜の飲食・仕事場での休憩時間・マスクなしの会話・激しい呼吸を伴う運動など。

「透明の　マスクでガード　声も出ず」