ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

長葉の高野箒(ナガバノコウヤボウキ)

       2年目の枝にいくつもの花を付けるナガバノコウヤボウキ

         コウヤボウキは枝先に1個だけ(参考画像)


 先日例会で訪れた有馬富士公園に珍しい植物があると言って仲間が案内してくれた。ナガバノコウヤボウキというコウヤボウキの仲間だった。花期は過ぎていたがドライフラワー状で花が残っていた。よく見かけるコウヤボウキとは花の付き方が全く違う。初めての出会いだったので嬉しくなり、帰宅してから愛用図鑑で調べると、貴重種というほどではなく蛇紋岩地には多く自生しているとのこと。単にロクが初お見合いだったというわけである。でも日本固有種と言うから大切にしたい植物である。
 キク科植物は種子植物の中で最も進化した科と言われている。世界に2万3000種以上が確認されているが、殆どが草本で、約3%だけが木本らしい。キク科コウヤボウキ属はインドを含めたアジアで16種が知られているが、日本に分布するのはコウヤボウキとナガバノコウヤボウキの2種だけである。
 コウヤボウキとの違いは、当年枝の先端に1個花を付けるのに対して、ナガバノコウヤボウキは2年目の枝に花を咲かせる。しかも束生した葉の中央に花を付けるので、枝には何ヶ所も花を付けているのを確認できる。


「終われども 名残を残す 菊の花」

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